日々精進。第三期

2001年4月24日放送ROUND29〜2001年5月29日ROUND34

ROUND29:浪速のロッキー
4/24(火)

千堂:「あか〜ん!ゆうてしもうた〜ナイショやで、この話は。な〜〜??」

一歩・青木・木村:「ハァ〜〜??」

鷹村:「俺〜のパンチはダイナマイト〜♪ブン、ブン、ブンっと」

千堂:「ごっつい強い相手とどついてどつかれて…勝つ!!わいは…その瞬間が大好きなんや!」

千堂:「…大阪で待っとる…っっ」

浪速のロッキーが登場いたしました。なかなかの大阪人。ボケもいい切れで入ります。
もう少し不良っぽいかなぁ、と思っていましたが、ほんとにかわいいやんちゃぼーずさんで。
ボクシングが好きなんじゃ〜というのがとてもよく伝わってきました。

最初の台詞は自分の秘密兵器自分でばらしてるところ。かなり我が道を行っています。
こういうやつ、好きです。ほんと。

鷹村さんの台詞…というか、歌なんですけど。まるで●ャイアンです。参りました。

最後、お見送りシーン。新幹線の扉が閉まる直前に放った一言。めっちゃしびれました。
愛の告白やないけ〜〜!!助けてくれ〜〜!!変な方向へ妄想が…(死)

ごほん。取り乱しました。失礼。
最後にちゃんとボケを残して去る千堂君、多分一歩と試合することになるんでしょうが……こりゃ楽しみです。

しかし一歩はもてもてですね…。男に…(笑)。

ROUND30:敵地へ
5/1(火)

山口先生:「逃げる?どうして?」

一歩:「うまく言えないですけど、ぼくは前へ出ていくボクサーです。
そうじゃないと戦えない。こぶしの怪我を理由に千堂さんとの試合から
逃げちゃったら他の試合でももう前に出られないような。
試合をやれる可能性が例え1%でもあるのならぼくはそれに賭けてみたい。
千堂さんと戦いたい。」
右手の負傷に苦しみながらも、千堂さんと戦いたくてしょうがない一歩。
何とかいい先生を見つけて、試合に間に合わせるように治療をしてもらうことに。
新たなキャラ、山口先生が登場しました。なんとも色っぽい先生。しかも 話のわかる先生。
一歩の真摯な思いに答える形で治療を引き受けてくれました。
一歩は本当にバカ正直というか、まっすぐに進むからこそ実力を何倍にも
発揮できる選手なんですよね。それを自分でもわかっているというか。
周りの人もそれについてきてくれて、すごく幸せものだと思います。

千堂さんとの対決を目の前に、新たな問題勃発。
右を痛めた恐怖が一歩の深層心理でうごめく。
右が……打てない?大阪まで来たのに、このまま最大の武器が復活せずに
終わってしまうのか??

ROUND31:激闘の足跡
5/8(火)

藤井:『千堂と幕の内、いずれ劣らぬ生粋のファイター同士のぶつかり合いか…。
絶対に見逃せない試合となるだろう。記者として、一ボクシングファンとして、
楽しみにしてるぜ、幕の内!』

今回は総集編です。といっても、東日本新人王戦のおさらいといったところです。
このサイトで言うところの第2部の部分ですね。
藤井記者の回顧のセリフとともに尾妻戦から間柴戦まで。どれも確かに一歩は
ぎりぎりのところで戦ってきてるんですよね。
どう見ても一回戦の一歩と決勝戦の一歩では実力が違う。試合を重ねるごとに
すごい速さで成長しています。

千堂戦でもおそらくすばらしい成長を見せてくれることでしょう。
藤井ちゃんと一緒に私も応援します。

ROUND32:右を打て!
5/15(火)

山口先生:「さすがボクサー。ちゃんと男の子の顔になってるじゃない。」
一歩:「痛くなかった……やれるぞ!!」
千堂:「まだ頭がぐらぐらするわ……これどないしよ。 ……ほんま、どないしてくれようかのぉ?」
始まりました、全日本新人王戦。観戦席にはなんとフェザー級チャンピオンの伊達
の姿が見えます。OPでちらりと出演していたひげのおじさまはこの方だったのね…
(いや、おじさまという年齢ではないのでしょうが…)。

痛みが引かないために、右手に直接麻酔を打った一歩。千堂戦が刻一刻と迫り、
自然と気合が入ります。その表情を見て山口先生が漏らした一言。
でも、この時点で男の子の顔にって言ってるってことは、普段はどんな顔
だと思ってみていたんでしょうねぇ?(笑)

右が出せなかった一歩は、千堂の気迫に押されながらも執念で復活!
最初の一言は右が決まったときに出たセリフでした。

本調子になった一歩にくらった右は思った以上に重かった。
千堂は普段のやんちゃぼうずぶりから一転して、リング上では獣って感じです。
なんかぞくっと来た。すごいかっこいいです。関西弁だから余計迫力もあるし。
小野坂さんの演技はもう、文句ないですね。「どないしてくれようかのぉ?」 は名台詞。

さぁ、この勝負、どう転ぶ!?

ROUND33:スマッシュの威圧
5/22(火)

一歩:「一回でも腰をおろしちゃうともう、立てない気がして……
身体はまだ動くんだけど、きついのをもらっちゃったから……。
でも、もう少し粘りたいんです。あの人とやりたくて、ここに来たんだから…
それにまだやり残しがあるんです!!」

千堂:『かまへんっ、相打ちやったら俺のほうが上やぁ!!』

一歩:『宮田君のときはもっと…!!もっとコンパクトに…こうだぁー――!!』
千堂:『下らんことないわな。こんだけのパンチ持っとる男にめったにお目にかかれんやろ。
貴重な体験や。このスリル味わえる奴が日本に何人おる?』
千堂:『どつきあいの』
一歩:『勝負だぁ!!』
千堂のスマッシュ、最高に切れがあります。絵もすごく迫力あって息を呑みました。
正に地を這うように繰り出される左に、一歩はなんとか粘る。
すでにぎりぎりの勝負になってきています。

一歩が千堂のスマッシュへの対抗策を考えていた、というのには驚きです。
こうなってはもうどつきあいの勝負。必死に千堂に向かっていくことだけを考え、
いっぱいいっぱいの一歩に対して、千堂は試合を心底楽しんでいる様子。
やはり自分と同等の力、またはそれ以上の力を持っている相手に対峙したとき、
喜びを感じるのが真のスポーツマンなんでしょうか?
その先の自分の達成感を求めて?それとももっと刹那的なもの?
スポーツにしろなんにしろ、プロとして登りつめていく人間は、そういった
向上心の部分が人並みはずれているのではないかと思います。才能云々の前にそこなんだと思う。
ちょっとそんなことを感じてしまいました。すごく臨場感のある試合です。

いよいよ来週決着。新人王の座に輝くのは一歩か千堂かっ!?

ROUND34:新人王
5/29(火)

千堂:『これでしまいやぁぁぁ!!』
一歩:「くっ」
千堂:『なにっ?』
一歩:『手を出すん…だぁぁぁぁぁ!!』

千堂:『分かっとるわい…待っとれ…もうちょっとや。
待っとれよ…もうちょっとやから…。』

柿岡トレーナー:『いつからや…?お前、いつから気ィ失うてたんや?
あの、テンプルの一撃からか?答えとったんやなァ、大歓声に。
お前、こないなっても答えてたんやなァ…。みんなの声に突き動かされて、
こないなっても、たたこうとったんか…千堂。』

千堂:「ロッキー。お前ら、まだそう呼んでくれるんか?」

一歩母:「一歩。―――おめでとう。」

なんといいますか、泣きました。ただただ感動して。すごいよ、スポーツって。
一見してただのどつきあいなのに。どうしてこんなにも感動が呼び起こされるんでしょう。

一つ目のセリフは、千堂がやられた決定打、一歩のテンプル(でよいのですよね?)
への一発を決める直前のもの。ここから千堂が気を失っていたということ
ですが、一回目に観たときは全然そんなの気づきませんでした。
ただ、目が据わったのは分かりましたから、千堂も必死でギリギリの淵で戦ってるんだと思ってましたけど。
セコンドから立ち上がらない千堂、こういう勝負のつき方もあるんですか、ほんとに?
しかしドラマチックではありました。そのモノローグの中で、
気を失いながらも声援にこたえようとしている千堂が痛ましくも凛々しくて、
ああ、この人は本当に強いと感じました。

トレーナーのセリフ、妙にジーンときましたね。
あんなに甘い声でしゃべる龍田さんははじめて聞いたかもしれません。
でもほんと、千堂にかけてあげたい言葉を見事に言ってくれました。すばらしい演技でした。

あと、本当に涙がじわっと出てきたのが控え室に子供たちが来てロッキーと話したシーン。
ぐわっときた。なんでだろう、それほどすごいシーンでもない気がするんですが、涙腺きれたって言うか。

今回千堂ばかりにスポット当てていますが、改めて一歩がかっこいいとか思った回でもあったんです。
何か手ごたえみたいなものを掴んだのが、電話した後の一歩の横顔に表現されていたかなぁと思います。
お母さんからの「おめでとう」は何より嬉しかったはず。

今回はほろりとさせられる部分が多かったです。もちろん、前半の息を飲むシーンも見ものでしたが。
成長したね、一歩。そして千堂。よくやった。


第一期へ 第二期へ 第四期へ 第五期へ
第六期へ 第七期へ 第八期へ 第九期へ
日々精進トップへ トップページへ