◆アニメ名言集◆
   第5局〜第20局
   第21局〜第30局
   第31局〜第40局
   第41局〜第50局
7月17日放映 第40局 白星の行方

ヒカル:「自分の力を信じる強さが欲しい!強くなりたい! 昨日のような碁も、今日のような碁も、2度と打つもんか!」


衝撃のアテ間違えをやってしまった伊角。固まるヒカルと、伊角。どうしてもここで一勝の欲しいヒカルは、逆転を狙う手をもちながらも、目の前にぶら下がった勝利に手を伸ばそうとしてしまいます。結局、自ら敗北を伊角が認め、不完全燃焼のまま一局を終えました。

伊角慎一郎、崩れ去る。まさにそんな回ですね。プレッシャーに押しつぶされた、伊角の完敗でしょう。でも、そのプレッシャーは、誰よりも重かったはず。プロを目指すって、なんてつらく困難な道なのでしょう。伊角は次の和谷戦もショックを引きずり、敗退。らしくない伊角にやきもきする和谷は、勢いをつけて越智戦へ挑みます。

かといって、勝ったヒカルはといえば、つい自分でも楽な勝利へなびきそうになったことを苦く受け止めていました。続いていつも勝っているはずのフクにも敗北してしまいます。けれど、この2敗が、ヒカルを更なる成長へといざないます。あんな碁はもう2度と打たない、打ちたくない。佐為と伊角戦の一局を並べてやり直すことで、気持ちの切り替えを図りました。今回の台詞は、そんなヒカルの決意から。

プロ試験、こうやってフィクションとはいえとてもリアルに描かれていると、それぞれのつらさや決意、希望や絶望がない交ぜとなって、見ているものにもいろいろな感情を喚起させますね。勝負ごとって、どうあっても敗者と勝者が存在するわけで。それを一生の仕事にしていこうと年端もいかぬ少年少女達が頑張っている現実があるなんて、ほんと過酷です。でも、だからこそそこには普通に暮らしているのでは味わえない、至福の喜びとか、実感とか。生きてることを強く感じられる何かがあるのかもしれません。
7月10日放映 第39局 魔の一瞬

伊角:『アテ…間違えた!!』


さぁ、ヒカルと伊角の戦いの火蓋は切って落とされました。なんとも時間をお互いに使い、熾烈を極める攻防が繰り広げられます。

昼休憩を迎え、ヒカルとの対局の状況を見た越智は、伊角のあまりの慎重さに不審を抱き、つつきに掛かります。どうして進藤ごときにそこまで慎重になるのか、と。塔矢アキラまでも進藤を過大評価している、と伊角さんの耳に吹き込むわけです。いやん。これによって伊角さんの集中力にかげりが刺します。自分でも見てきた進藤の強さ。それは、あの塔矢までもが認める強さだというのか。果たしてそんな相手に自分は勝つことができるのか??不安が消しきれないまま、対局の続きが始まります。

今回の台詞。名言中の名言ですか、これ。私の中だけか??そんなことはないはずです。伊角ファンなら泣いて喜ぶ台詞のはずです。こここそが、伊角慎一郎の曲がり角。今まで普通に囲碁の強げな人、から一転してダメダメ伊角の烙印を押される記念すべき一手!!(ひどい言い様)あまりの不安に押され、思わず手元が狂ってしまったわけですね。

しかしなんとも勝負の世界というのは厳しい。こんな小さな不安が、思わぬミスを生んでしまうのだから。それだけ、ぎりぎりの精神状態で交わされる戦いでもあったわけですね。囲碁って奥深い。しかしどの世界でもプロって言うのは厳しいモンです、ハイ。
7月3日放映 第38局 挑戦者たち

アキラ:『気のせいだろうか。ボクの背後から、ボクに近づいてくる進藤の足音が聞こえる…』


いよいよ本戦も中盤へさしかかってきました。TOPを維持するする越智は、万全を期すために、塔矢2段に指導碁を頼みます。その道すがら、今の進藤の力を知りたくてうずうずするアキラさんの台詞です。

進藤ばかりを気にするあまり、越智の怒りを買ってしまうアキラさん、さすがです。てゆーか越智が怒るのは当たり前ですが……(^_^;)あからさまに進藤意識のもとでの発言ばかりですしね。てんで越智なんて眼中にナッシング。まぁそこがアキラさんのいいところですけどねvv

さて、一方で越智と並んで全章を突っ走る伊角さんと、1敗を守るヒカルとの対局が訪れました。お待たせですよ!!伊角ですよ!!マイラバー伊角!!そもそもわたしが伊角にはまり出したのがこの頃ですから……もう記念すべき伊角といいますか……アニバーサリー伊角?(違う)

ヒカルの成長とその実力を目の当たりにしてきた伊角は、いつになく慎重にことを進めます。もちろん、ここで負けてはプロへの道が遠ざかってしまうヒカルにとっても正念場。勝つのはどっちだ!?(分かってるくせに)
6月26日放映 第37局 本戦開始

アキラ:『進藤!君の今の実力を見せてもらう!』


予選と本戦の間で、碁会所巡りを通して一段と強さを増したヒカル。いよいよ本戦、初戦は飯島でした。危なっかしかった予選での進藤を見ていた飯島は、ヒカルの変わりぶりに驚き、冷静な碁が打てず、完敗してしまいました。伊角さんと和谷が連れ回して鍛えたことを知ると、神経質に声を荒げてしまう飯島、なんだか憐れです。ライバル強くしてばっかじゃねーの!?つい、そんな言葉も出てしまうほど。

見事に連勝を重ねるヒカル。そして、伊角、和谷、越智と連勝組が出揃います。この時点で、伊角さんの心にはヒカルの強さへの不安がよぎり始めています。和谷は返ってヒカルと一緒に成長しているから良いものの、伊角さんは伊角さんで、何か後ろから大きな足音を感じているようです。

離れた場所で、驚いたのはアキラさんですね。だってへなちょこヒカルが、院生になっただけでも驚きなのに、プロ試験本戦で連勝中。まさかそんな、です。今回の台詞は、たまたままいこんできた、越智の指導碁を引きうけたアキラが、心の中で発した言葉です。もう、ヒカルのこととなったら他はどうでもいいんだな、と(苦笑)。越智の立場ないし。

混迷を極めて行くプロ試験、中盤戦へ突入だ!
6月19日放映 第36局 オレの名は

ヒカル:「オレの名前は、進藤ヒカル!」


韓国の研究生、秀英との対局の続きです。戦いは熾烈を極めました。お互いがお互いを挑発しあい、決して受身な手は打たず、工夫した手を返し、対極のレベルを引き上げて行く。本来囲碁なんて、盤の前だけの動きのない戦いなのでしょうが、なんとなくスピード感溢れる演出で、若さ満ち溢れるいい対局だったのではないでしょうか。

今回の台詞。ヒカルが見事勝負に一目半差で勝利した後、秀英に問われて答えた、自らの名前。このあと、帰り道にかみ締めるように同じ台詞を繰り返しています。ここ、けっこうなポイントですね。たまたまいあわせた海王囲碁部の尹先生の言葉が、佐為の心に悲しいひびを残します。はじめてみたヒカルの碁は、佐為のものだったはず。しかし、今回の対局を見て、あの碁は確かに君の碁だった、と。

ここから佐為の言いようのない不安が描かれてゆきます。ヒカルは、そんな佐為に気づかず、ひたすら自分の道を突っ走る。ヒカルにとっても、いつまでも佐為の影を追われるのはごめんだったわけで、自分の力で打った碁を誉められて嬉しいのは当たり前です。ただ、佐為の存在というものをもう少し、意識してくれれば良かったのですがね。もういるのが当たり前過ぎて、その大切さを忘れてしまっているのでしょう。家族みたいな、存在。

さて、いよいよプロ試験本選です。予選の頃から比べても段違いに成長したヒカルは、一体どんな戦いを見せてくれるのでしょうか。秀英との見事な対局を見た伊角さん、和谷両名も、気が引き締められます。合格は、たった3人。
6月12日放映 第35局 勝者はひとり

洪秀英:「もし僕が負けたら、お前の名前を覚えてやるよ!」


チームを組んでまた碁会所へ足を運ぶチーム1組(笑)。今回訪れたのは、韓国系のお店でした。その直前に、コンビニでヒカルは洪秀英(ホンスヨン)と出会います。まぁあんまりいい出会い方ではなかったですね(^_^;)そのせいで、けんか腰に始まった2人の対局。

秀英は韓国の院生にあたる研究生の上位で、ほぼ順風満帆に勝ちあがってきた、実力のある子です。しかし、ここのところ躓いて、なかなかその壁をぶち壊せずにいらだっていたところでした。そんなところで、思いもかけぬ相手との対戦。実はこの対局、わたしはヒカ碁のなかでベスト3にはいる逸品ではないかと思っております。それだけ、すごい展開になるのですよ。

碁のないよう自体もそうなのですが、ほぼ同世代の日韓対決において、両囲碁界の未来を映し出すような。ある意味ヒカルもひとつの転機にあったのですが、秀英にとっては……おっと、これは結果が出てのお楽しみ。今回は強気の秀英の台詞を抜き出してみました。意地と意地の張り合いで始まった戦いは、いったいどうなるのか??

ヒカルはヒカルで、負けん気の強い子で、だからこそこれだけの成長を見せたわけで。見ていて爽快ですよね。そんな目覚しいヒカルの成長を余裕で見守る和谷の傍らで、伊角さんは。ここも、大事な見所なので、次週お見逃しなく。
6月5日放映 第33局 勝ってはならない

アキラ:「――でも、プロ試験予選は通った。」


一方、アキラさんは……?といったエピソード。これはまたうまい作りになってるんですね。アキラが碁のイベントに招待され、政治家先生と指導碁を打つ話なんですが、その先生の態度や囲碁への侮辱であるような行為に、少なからず腹を立てた塔矢が、同時に対戦した4人全てを持碁に下す、という天才ぶりを発揮します。これだけでも気持ちがいいのに、それと同時に一人で碁会所で経験を積むヒカルも、持碁の練習をして、おしくも3人まで成功させるという話をうまくはさみながら展開していきました。どこまで行ってもライバルなんです、この2人。

今回の台詞は、そんな才能の無駄遣い(By葦原)をしてしまった塔矢君が、遠くを見つめるような目で、つぶやいた一言です。誰も追いかけてきやしない、という葦原の言葉に続けて発したものですが、まぁつまりはヒカルのことです。このときの塔矢は絶品ですよね。そのあとのなんでもない、の笑顔にもやられます。必要以上に色っぽい中学生め。

やっぱりヒカルとアキラの主軸となるライバル争いが一番燃えます。ここまで用意されたような天才2人、漫画だからこそとも思いますが、いいですよね。

必死に追いつこうと全力で走りつづけているヒカル。そして、そんなヒカルを振りかえり、確認しながら、自らもすごい速さで懸け上がって行くアキラ。この2人の直接対決のその日まで、目が離せません。
5月29日放映 第33局 チーム結成!

和谷:「もうじきプロ試験だ。これをかわしてくぐらいの勢いがなけりゃ合格まで届かねぇぜ!」


ひとまずプロ試験本選まで間が開きます。ここが、ヒカルの大きな成長の期間になるのですね。和谷と伊角と、共にチームを結成し、碁会所を周って武者修業の始まりです。

プロ試験予選で浮き彫りになったヒカルの新たな欠点、年の違う相手と戦うときに臆してしまう、これを克服するために、和谷たちがこの練習にヒカルを誘ってくれたのですが、なかなかできたライバルだと思います。普通自分の敵になる人間を鍛えてやろうなんて思いつきませんよね。まぁ、それだけ二人が碁打ちとしてできる子達だったからですけど。将来きっと大物になるんですもの、これぐらい、ねぇ?

というわけで、今回の台詞は和谷のものから。ほんとにプロになるつもりなら、碁会所のおじさんたちに圧勝できるぐらいでなければダメだ。そんな気持ちが表れています。いいですね、若さと勢いの溢れる台詞です。少々怖気づいている伊角さんがかわいかったですがね。

そんな挑戦に果敢に挑んだヒカルは、みるみるうちに腕を上げていっています。がんばれ!みんな!残れるのはたった3人。3人なのだから。
5月22日放映 第32局 プロ予選最終日

ヒカル:「始めに俺に挑んできたときのアイツの目。あの目をちゃんと俺に向けさせてやる!」


というわけで。予選が終了いたしました。出鼻を椿のおっさんにくじかれ、このまま潰れて行くかに見えたヒカルでしたが。本来の目的である塔矢へのライバル心を奮い起こし、心を入れ替え挑んだ三戦目、ようやく一勝をてにしました。一度取り戻した自分らしさは、その後も威力を発揮し、続けて2勝。最終戦はくじ引きで不戦勝、なんとか本選へ駒を進めることができたのです。

今回の台詞は、塔矢目指して、のヒカルの決意の言葉。意地っ張りもここまでくれば、本物です。塔矢アキラにこだわる。アキラのほうもそうですが、お互いの意識しあいは並ではありません。見事見事。しかしヒカルの手合いは危なっかしいですねェ。何とか勝てたからいいものの(苦笑)。

なんだかんだで毎週登場している和谷・伊角コンビ。まったく、どこに行くにも一緒なんだから。これからプロ試験本選まで、ヒカルも和谷と伊角に連れられて碁会所修行の始まりです。このあたりのエピソード、すっごい好きなので、目が離せません。

逆境から這いあがるって、すごく難しいことだと思うんです。一度落ちていくと、どんどん悪循環が起こって、思うように進めなくなるんです。ヒカルはやはりそう言った意味で、すごく強い精神力を持った子なのかもしれません。天才だから、という簡単な言葉ではくくるべきではないですね。私も見習わねば。
5月15日放映 第31局 プロ試験開始

佐為:「そう、同じ道……この道をまっすぐ行けば塔矢がいるのですね。」


いよいよプロ試験の予選が開始です。外来の受験者も来るので、 はじめて自分と年が離れた相手と打つのに戸惑うヒカル。 椿さんがこれまた、強烈なおっさんで、飲まれてしまいました。

その椿さん、もっとごつーい声を想像していたんですが、思いのほか 軽い声……(苦笑)アニメヒカ碁全体に共通していますね。 みんな声が高い。ううーむ。

緒戦に黒星をつけてしまったヒカル、これからどう這いあがってゆくのか?

さて、なんとこんな中途半端な時期にOP、EDが変わりました。 やっとというか、今更?というか(苦笑)。新しい画像も楽しませて いただきましたが。伊角の扱い軽!(笑)しかしあの伊角さんが スタバっぽいコーヒーショップでコーヒー飲んでいた事実に驚きましたがな。 そしてEDですが、これは結構いいかな〜と思います。 囲碁部のみんなもいるし、院生もいるし、佐為もいるし。 まぁ点数つけるなら70点。


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