第一幕・入場前 秋晴れの朝。まさにオンリー日和といった天候に恵まれ、11月4日はやってきた。ALPHAはかれこれ半年ほど、この日を待ち望んでいた。……って!1のときと出だしが同じじゃ!!丁度一年後の今日、オンリー2が開催されたのだ。これもひとえに伊角への愛。主催者様方すばらしい!!そしてビバ帰ってきた伊角オンリー!! 昨年の教訓を生かし(11時過ぎについたら13時まで会場にいれてもらえなかった)、朝8時起床。9時前には家を出る。 オンリー経験を数件重ね、地理にも明るくなった御茶ノ水へ。 10時過ぎに現地へ到着。すでに長蛇の列になりつつあったが、なんとかいいポジションを取る。今回は整理券は配られてはいなかったので1時間ほど並んで待った。待った。待った。 「あっちーーーーー!!!??」秋の日差しがモロに直撃したのだ。1時間近く。死ぬってば。でもこれも伊角のため。そんな意味不明な言い訳を自分にして、ひたすら耐えて待った。 一人で行くのは好きなように動けて楽なのだが、やはりちょっぴり寂しい思いもする。丁度前に並んでいた方々が3人グループで、わいわいと伊角萌えな話に花を咲かせているのを、ぼけっと見守る自分が切なかった。ああ、伊角友達のいないALPHAに愛の手を。 そしていよいよ入場へ。今年のパンフ(図1)はあのチロリアン風?編み上げシャツデザイン。うーん、去年のと並べるとセットみたいでかわいい。そして入り口はいってすぐのところに怪しげな等身大ポップが。あれ……伊角さん〜〜!?しかも顔のところがくりぬかれているってことは……あそこで記念撮影すんの!?顔出して!?心の中で絶叫。抱腹絶倒。そんなオンリーがあってもいい。そして今年の記念グッズは伊角キーホルダー(図2)と伊角証明写真であった。キーホルダー、すげぇかわいい。こんなのも作ることが出来るのか、と感心。そして伊角証明写真だが、これはイベントパンフの最終ページに企画で伊角履歴書というものがあり、その写真添付欄に貼れるようになっている。9種類あるという絵柄の内、ALPHAが見事引き当てたのはこの伊角→(図3)。……これ、ある意味当たりであろう?伊角へたれ度120%。 |
第ニ幕・伊角に囲まれて 今年もどこもかしこも伊角だらけ。そして伊角を狩る乙女だらけ。の会場であった。とにかく人が多い。始まってすぐに長蛇の列がそこここに現れ始める。まずALPHAは主催者スペースへ向かう。『伊角アンソロジー2』を入手するためだ。 とにかく広い会場だというのに、それでも身動きが取れないほどのコミ具合。参ったねこりゃ。いつも購入させて頂いているサークルさんはスタッフであり、新刊などはなかったため、それほど購入苦はなかったのだが、それでも主催、協賛スぺを通りぬけるのにはかなりの時間を要した。会計を一つにまとめていたのはとても良い知恵だったと思う。ただ、並ぶスペースの確保が出来なかったのはきっと誤算だったのだろう。いやはや、とんでもない盛況ぶりに主催者も一般もお手上げといったところだ。 そして昨年に引き続き、スタッフ様方のユニフォームは……伊角シャツ!(図4)縞からこいつへ!(飛翔)。もうほくそえむしかなかった。しかもあのシャツ売ってたし……。 スペースは100サークル+主催・協賛・協力7サークルしめて107(あと委託)。 昨年の約2倍っすね。すげぇすげぇ。もちろん会場も昨年よりずっと広いホールだったのだが、それでも入りきれない人ごみでびっくりである。特にワヤスミスぺの1桁ラインがおそろしい混雑の極みにあった。神の一手も近いって感じの。なんとかひとまわりできてよかったものだ。あんまり吟味は出来なかったのだが…。 残念な事に今回はスケブを頼むことが出来なかった。いや、いくつか頼んだのだが、ことごとく振られてしまった。しょんぼりである。まぁ好意で描いてくれるものであるし、こちらの都合に変わりはないのだからはっきり言って私のわがまま、あんな込みようであったら迷惑千万であることは確か。今回はあっさり諦めた。 12時過ぎ、すでにもうあらかた見て回ったあとで、最後の最後に面白いサークルさんにひっかかった。ものすごい営業トークをかまされたのである。昨今のサークルはつんけんしていて買い手の顔もみねェところが増えているというのに(爆)、そこの売り手さん(描き手さんでもあったのだが)は私がひとたび本を手に取ったかと思うと、弾丸トークをかまし、原稿見本を見せてくれたり、他の本の内容も端的に解説してくれたりで、正直半分ALPHAびびっていた(笑)。ていうか飲まれた。そしてなんだか嬉しくなってまんまと罠にはまり、ヒカ碁本以外のカカ●ル本とかサン●本までまとめて買っていた。いやー、俺ってば格好のカモダヨネ!!でもいいんだ、ああいうノリは嫌いじゃない。 そしてすでに人に酔ったALPHAはそそくさと会場を後にする。外でアンケート用紙に記入をし、祈りを込めて提出してきた。このなかからどなたかにあの、会場出口にあった華麗伊角色紙がいただけるのだからして。ウーン、当たるといいなぁ。アンケート用紙に、おそらく誤植なのだろうが「当選者の発表は発想を持って変えさせていただきます。」とあった。「発想を持って」。ああ!?なんか小ネタとか用意しておくんだった!とか後悔してみたり。 |
第三幕・終局 本当はイベント企画の「伊角の台詞deビンゴ大会!」にも参加したかったのだが、ビンゴウン(やな運だな)が皆無のALPHAは、いろいろ帰ってやりたいこともあり、後ろ髪を引かれつつ会場を出た。 とにかく、パワーアップのオンリーであったと思う。本当に晴れて良かったし、楽しかった。潰されそうになりながら求めた伊角本も私の宝物である。 ネットで知り合った方にも挨拶をしたかったが、久々な上にスタッフ参加でもんのすごくいそがしそうに走り回っていたので、お声かけも遠慮した。本当に、イベントは作る方々の苦労あってこそのものだと思う。心の底から感謝である。 去年のアンケートに「ぜひともオンリー2を!」と書いたこともまだ記憶に新しい。こうして帰ってきてくれたオンリーはまたもや良い思い出となった。これから3、4と続いていったりしたら……また参加してしまうのだろうな。 最後に、『伊角オンリー2』に関わったすべての方々へ、本当にお疲れ様でした& ありがとうございました。これからほくそえみつつ、読伊角にはげみます。 |