◆キャラ図説◆
『ヒカルの碁』キャラクター紹介!ALPHAの多分なる偏った見解と、基本設定を元にお送りいたします(笑)。

進藤ヒカル(しんどうひかる)
本作主人公にして、一番の才能の持ち主。 祖父の蔵で見つけた、古い碁盤に宿っていた平安貴族藤原佐為 に乗り移られ、まったく興味のなかった碁に触れることに。 しぶしぶ佐為の言うとおりに碁を打ち始める。 しかしライバル塔矢アキラの出現と、その父塔矢行洋名人の影響で、 本格的に碁に興味を持ち始める。

性格はいたって単純。勉強苦手、ゴーイングマイウェイな男のコ。 そんな平凡なヒカルが、才能の片鱗を見せ始め、ぐんぐんと成長していくのが 見物。

佐為の言うとおりに打っていたときに、塔矢アキラに多大な衝撃を与え、 最初は追われる立場にあったが、ヒカル自身が打つようになってからは、 逆にアキラを追う立場へと変化する。

ビジュアル的特徴は、やはり黄色く目立つ前髪。校則云々は完全無視である。 また、毎回見せる「碁」に関する衣装も見所の一つかと。
塔矢アキラ(とうやあきら)
ヒカルと同い年で、名人塔矢行洋を父に持つ、これまた天才と謳われる 少年。ただし、話からみてもアキラは天才と言うよりは秀才に分類される 人物であることは確か。人一倍の努力がその実力を生んだ。

碁会所でのヒカルとの出逢いが、彼の碁人生を大きく変える。 はじめての挫折、そして囲碁への情熱。それは見ているこちらが 火傷しそうなほど熱い。特に、ヒカルを執拗に追い詰める様が すばらしい。純粋なる闘志のような。

性格はいたっておとなしく、温厚なお坊ちゃま。ただし、碁に関することについては激情をあらわにする。

ビジュアル的な特徴は、やはり丁寧に切りそろえられたおかっぱ頭。 この髪型は、幼少時から変わっておらず、察するに今だ母親にカット してもらっているのではないか。一瞬女の子かと見まごうが、 やはり目つきなどは幼くも男らしいものを持っている。
藤原佐為(ふじわらのさい)
ヒカルに降り立った、平安時代の碁打ちの亡霊。 囲碁の指南役として優劣を決する勝負において、相手の策略にはまり、 その任を解かれたあまりの無念に、入水自殺を図った。 だが『碁を打ちたい』がための思いが強く、江戸時代に虎次郎と言う子供 に降り、そのたぐいまれなる腕で後世に「本因坊秀作」の名を残すまでに 活躍するも、若くしてその命はつき、また再び眠りに落ちる。 晴らしきれていない無念「神の一手」を目指すため、ヒカルに降りた佐為は、 次々と現代の碁を習得して行く。

現代において最も「神の一手」に近いとされる塔矢行洋との出逢いは、佐為に 並々ならぬ執念を復活させた。この対決もまた、定められたもののようで 展開が面白い。

ビジュアル的にはもう美。その一言。アニメでは唇に紫の色も入り、艶っぽくなっている。性格は見た目と反して結構お茶目。碁馬鹿、といっても過言ではない。
塔矢行洋(とうやこうよう)
塔矢アキラの父であり、登場時名人の称号を持つ 、今最も「神の一手」に近いとされるプロ棋士。 プロの威厳か、いつも落ち着き払っていて負けると言うイメージがまるで浮かばない人物。

曲がったことは許さない性格と見える。息子のアキラとは、まず似ても 似つかないが、小さい頃から碁をしこんだだけあって、父として 叩き込むべき心得や信条はきっちり受け継がれている。

ビジュアル的には、いかにもプロ棋士といった着物姿。これまた非常に よく似合っている。年齢はかなり高そうに見えるので、アキラは遅くに できた子ではなかろうか。奥さんはえらい美人で、若そう(単なる若作りかもしれない)。どこで出会ってどんな恋愛をしたのか、妄想は膨らむばかり(私もかろうじて乙女なんだと安心した瞬間)。
緒方精次(おがたせいじ)
登場時9段のプロ棋士。ヒカルの立ち寄った子供囲碁大会で初登場。 ヒカルがつい佐為の指摘した盤面を口走ってしまった事件で、 あとでそのすごさに気づき、それからなんとなくヒカルを意識するようになる。

性格はとことんクール。ただし、これまた碁に関しては情熱的で、 上を倒したいと狙う様はさながら獲物を狙う獅子の様。

ビジュアル的特徴は、何か勘違いしてるんじゃないかと言いたくなる白スーツ。それではまるでホストだ。勿論他にも服はあるが、どれもこれも なんか微妙にダサい。あと、どうやらヘビースモーカーと見える。

女は切らしたことがなさそうだが、囲碁に勝るものなし。 とにかく女泣かせっぽい男性。 めがねキャラの特性である「はずすとえらい美男子」のルールはきちんと 守っている。
筒井公宏(つついきみひろ)
ヒカルがたまたま訪れた葉瀬中の文化祭で、囲碁の模擬店を出していた 先輩。囲碁部に人が集まらず、せっせと勧誘に励んでいた。

生真面目な性格で、それは気力にもそのまま現れている。 定石の本は手放せない、なんともずれた碁学生(笑)。 ヒカルと共に葉瀬中囲碁部を盛り上げていく存在。 頼りなさげだが、囲碁に関しては芯の強いところを見せる。

ビジュアル的には典型的なめがね君。 そのレンズの奥には、これまた可愛らしくくりっとした瞳が…。 うん、王道?
加賀鉄男(かがてつお)
葉瀬中将棋部在籍、碁も打てる将棋打ち(笑)。 過去、アキラと同じ囲碁教室に通っていた経験を持ち、 そこそこ強かったのだが、どうしてもアキラには勝てず、そのせいで 父親にも怒られ、ライバルと言うよりは敵のようにアキラを憎んでいる。 アキラとの1件は結構なトラウマになっている。 将棋に転向したのも、おそらくこの苦い思い出からであろう。

赤毛でつんつんで、しかも態度も横柄。いわゆる不良さん。 しかし碁を始めたヒカルにとって、兄に当たるような存在である。 口や態度は悪いが、なんだかんだで面倒見がいい。

中学生の癖に扇子なんか片手にかっこつけったらありゃしない。 でも似合う。似合うんだこれが。
藤崎あかり(ふじさきあかり)
主人公ヒカルの幼馴染。何かとヒカルにかまってくる、可愛いコ。 だんだんと囲碁に惹かれ、はまってゆくヒカルをすぐ隣で見つめながら、 健気に後をついてゆく典型的ヒロインである。

連載第1回から登場し、今もその位置は崩れていない。 とにかく碁に夢中のヒカルにも、ここまでじっくりと見守ってくれる 女の子がいるのはかなり幸せモノであるといえる。

基本的にオーソドックスな美少女で、髪も長く、体型もすらっとしていて、 将来が楽しみな子。明るく朗らか、碁や塔矢にばかり夢中なヒカルを どうやら好きらしいところぐらいか、欠点は。
三谷祐輝(みたにゆうき)
ヒカルと同じく葉瀬中に通うネコ目の少年。 かなりすさんだ囲碁生活を送っていた、けっこうなひねくれ坊主。

しかしその腕は確か。碁会所で大人相手に賭け碁をするなど、 いっぱしの度胸まで兼ね備えている。

ビジュアル的な特徴は、外側にくるくるとはねた、オレンジ色のくせっ毛。 性格そのままあらわしているかのよう……。でもそこが可愛かったりもする。
和谷義高(わやよしたか)
ヒカルと佐為にネット碁を通じて出会った、「zelda」の正体。 日本棋院の院生であり、森下9段の門下生。 ネットに潜む「sai」がらみで登場し、それ以後ヒカルと 最も関わってゆくこととなる。

出会ったときにすでにプロ試験挑戦3年目であり、早期から 囲碁のプロを目指し、経験をつんだ、若くとも実力のある 少年。ヒカルの出現により、最初はバカにしながらも、 同じく院生の伊角と共によく面倒を見るようになる。

髪の毛はつんつん、微妙に加賀とキャラがかぶりながらも、 その地位は不動に。ヒカルをプロの道へと導く一人ともいえる。 どちらかというとやんちゃ坊主タイプで、勉強は嫌い。 ただし碁にかける情熱は周囲には負けない。 精神的な強さも兼ね備えた、立派な碁打ち。
岸本薫(きしもとかおる)
中学生囲碁のTOPレベルを誇る、海王中囲碁部の部長を務める。 冷静沈着、眉目秀麗、まさにおぼっちゃま学校の優等生。 塔矢アキラの入部により浮き足立つ部のことを考え、 塔矢に厳しい忠告をするなど、しっかりとしたまとめ役としての 能力を持っている。

もちろん、名門囲碁部の部長を務めるだけあって、碁の腕は 優れている。幼い頃からならしていた三谷をも、あっさりと 破った。しかし、やはり塔矢にはかなわない。実は それなりの過去を持ち、上を目指すものの厳しさも身にしみて分かっている。

とても中学3年とは思えない落ち着きぶりと、その容姿。 眼鏡を外したとき、ほんの少し子供らしさが見える 面立ちを見せはするものの、仕草から行動まで、すべて大人じみている。
市川さん(いちかわさん)
ヒカルとアキラがはじめてであった碁会所の受付のお姉さん。 意外に脇キャラなりにも、末永く作中に登場するつわもの。

アキラを特に可愛がっており、車を使っていろいろと送り迎えを してやるなど、尽くし方がまたいじらしい。

推定年齢20代中盤か。短めの髪と、童顔が特徴。 ピアスもするなど、一般的な女性のたしなみを供えた、 大人の女性である事は確か。アキラはなびくかどうか(謎)。


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